スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

さよなら、小津先生というドラマを知っていますか

このドラマが放送されたのは丁度私が大学生の頃だった

とても衝撃を受けたドラマだった

主役の田村正和はエリート銀行マンだが、第1話の冒頭でいきなり逮捕され会社を首になってしまう
家庭も顧みず、仕事一筋で50年生きてきた男は、生きがいの全てを奪われた途端、なんとも言えぬ無力感に襲われ、ホテルの一室で一人号泣してしまう

社会的地位も金もいきなり全てをなくしてしまった男は、たたみかけるように家族からも三行半を突きつけられ離婚届に判を押してしまい、文字通り孤独になる

やる気がまったくないまま知り合いのつてで高校教師の仕事に誘われるが、いざ仕事が始まってもまったく気力がないため仕事に前向きでない

銀行マンの時のパリッとした動きとは正反対に、男の教師としての仕事は実に滑稽だ

教壇の横に椅子をおいてそこに座り、淡々と教科書を読み続け、軽く解説を挟むだけ
黒板なんて全く使わない

しかし、いざ授業を始めてみて、高校生たちの無気力さに気づき、怒るのである

「俺は50年生きてきて、頑張って積み上げてきたもの全てを一瞬で理不尽に取られて無気力になったのに、
 こいつらは、まだ若く世の中のこともしらないだろうに、なぜこんなにやる気がないんだ」

怒って呆れながらも、その後今の自分と共通することに気づき、次第に生徒たちに興味を持っていく

だが決してこの男は、かつてのように熱血漢あふれる生き方はしない
努力しても裏切られることを知っているから 裏切られて傷つくのが嫌だからだ

なりゆきで廃部同然のバスケ部の顧問をすることになる
なぜかバスケ部にいながら、バスケなんかするつもり一欠片もない、ただ体育館にいるだけのどうしようもない5人組がそこにはいた

その5人はそれぞれ家庭環境に違った悩みを抱えていた

このドラマはこいつらのトラブルに巻き込まれて、綺麗に解決へと導いていくドラマだ
だが、ハッピーエンドに終わることはほとんどなかったとおもう

このドラマで一番覚えているのは、一度信じかけた部員に裏切られ、出しかけたやる気を喪失したシーンだった

援助交際で金を荒稼ぎしていた女子生徒を改心させた次の日、平日の昼間からまた援交をやっている瞬間を目撃してしまった

そのとき他にもトラブルをかかえていてやるべきことがあったというのに、平日の午後、公園のベンチで男は仕事放棄し寝そべってしまうのである
そのベンチはさっきまでホームレスが新聞紙をふとんがわりに昼寝していたベンチでもあった

昔はよく再放送をやっていたが、最近さっぱり見ない。また久々に見たいと思っている
こういうほんとうの意味で救いのある(描いた)ドラマってめっきりなくなってしまったとおもう
今のドラマはコメディコメディばっかりで、イケメンや可愛いヒロイン系がでてくるやつばかりで薄っぺらいものばかりだ
スポンサーサイト
プロフィール

安西爆弾

Author:安西爆弾
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。