アキバオタクがここまで市民権を得る時代なるとは想像出来なかった

「来るべき情報化社会に備えて」

私が学生だった時代、先生が良くコラムの題材に使っていた言葉だ
1990年代のことだった

2011年いまやっと言葉だけでなく、パソコン、インターネットが一家に1台どころでなく1人に1台レベルで普及している

しかし、しかし
情報化社会というのが、まさかこのようなシロモノだとは当時の私には想像もつかなかった

もっとハイテクで、サイバーなガジェットを平然と使いこなしてて、硬派で、かっこよくて、
1980年、1990年代のアキバオタクが憧れるような渋い世界になると思っていた

現実は違った

本屋に行けば、新刊コーナーにまさか萌え系の絵が描かれた宣伝ポップが添えられ“ツンデレ”の単語が入ったライトノベルが硬い文庫本と一緒に並べられる
本どころかテレビでもドヤ顔といったネットスラングを番組名にしたものがあったり、ラジオでもリア充を筆頭にネット発祥の言葉が当たり前のように使われるようになっている

雑誌コーナーを見れば、音楽雑誌にボーカロイド初音ミクのみを取り扱った本が置いてある
店内に流れるツタヤ音楽情報番組に平然とニコニコ動画発祥のボーカロイドベストアルバムが取り上げられ、
あの棒読み初音ミクがCD化され、こうやって店内で違和感なく生身の人間のBGMと一緒に流される

漫画コーナーはもうここまで書いたならわざわざ書くまでもないだろう
ライトノベル本コーナーは拡充され、本来ニッチ路線だった漫画も、目立つ平積みコーナーの一角を担ってる

インターネットの影響力が強くなるにつれて、テレビラジオがここまで弱体化するなんて夢にも思わなかった

そして従来アキバとか萌え絵とか恥ずかしい部類に入るものだったのが、いつのまにかネットの宣伝バナーの受けが良いのか、当たり前になり、
よその業界でも、例えばハウツー本であったり、さも当然のように使われるようになった

こうして日本では萌え絵が浸透して、どこかしこでも見られる当たり前の文化になった

最近また驚いたことといえば、ファイナルファンタジー11の宣伝番組がYouTubeで流れていたことだ

ネットワークRPGなんて、10年前なんか、オタクの中でもオタクしかやらないものだった
それどころか、ネット上でも、あれに手を出すのは廃人、世捨て人なんて存在自体を馬鹿にされていたものだった

それが今や、社会人でも遊べるように改良が重ねられ(そうしないと商売が成り立たないから)、
そのゲームをやり込んだ自他ともに認めるオタク(声優)が宣伝番組に出演して、オタク受けする番組作りをする

2チャンねるを見たり書き込んだりすることが恥ずかしいことでなくなり普通になり、ニコニコ動画もどんどん規模が大きくなっている

これから、
世の中 特に日本は、ますますわからない世界になっていく

ただひとつわかるのは、それだけで個性だった古き良き時代からアキバオタクをしてきたやつはまだ、立ち直れるチャンスがある

いま、どれだけこの情報化社会の知識に強いかどうか問われている
このまえびっくりしたのは売出し中のアイドルが、自身はまったく興味がなさそうな戦争ガンシューティングゲームをYouTubeで宣伝していたことだ
そしてそれを60近いうちの親父が見る

これを見た時、ほんとうにアキバオタクの情報化社会の知識に強いかどうかが生き残っていくための術だと感じた

かつて、存在すら否定されていたオタク社会が、いまこれだけ大きい影響力を持つ時代になってしまった

こんな未来、誰が想像できただろうか
情報化社会というのは、こういうことを言うのかと衝撃を受けている

1年2年先、日本がどうなってるか想像もつかない
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