役所で働いてた時のこぼれ話

ここ最近は、エントリのペースを上げていたが、やはり早くて3~4日に一回の更新ペースに戻そうと思う。
記事1個1個をしっかり読んでもらいたいのと、エントリの質を高めたい。
毎日更新したからって、閲覧者が増えるわけでもない。

昨日は選挙に行ってきた。選挙なぞ興味がなく候補者が何やってるか、顔すら浮かばないレベルだが、行ってきた。
私の目的は、選挙というよりも、私の投票所の雰囲気を改めて見てみたかったからだった。

以前臨時職員として働いていたときのは話を書いた。
今日はあそこでは書ききれなかったことをこぼれ話としていくつか紹介していく。

●選挙管理委員会で働いていたときの話

臨時職員として一緒に働いていたのが5人。設営班と呼ばれていて、投票日の1ヶ月前から1ヶ月後のおおよそ2ヶ月間かけて選挙関連の準備or後始末をする。

主に、スケジュールに沿って市内全域の投票所に機材(机や記載台)を搬入する。開票所の準備も手配する。
他にも、必要になる画鋲やえんぴつ一本にいたるまでの事務用品の準備。投票箱といった特殊な物品にいたるまで管理する。
前にも書いたが、私が担当した、ポスター掲示場の管理も設営班の仕事だ。
民間の仕事でたとるならば、(私はやったことはないが)イベント設営に近いものがあると思う。

最終的に私含め6人が働いていたが、うち2人は選挙前の繁忙期に応援として呼ばれたため、
このうちの4人が正式メンバーとなる。

実に個性的な人達だった。

繁忙期の応援に呼ばれた2人が私、そしてもう一人が、45歳で元IT企業のエンジニアをやっていた人。
家庭の事情で故郷に帰ってきたけどスキルを活かせる仕事がないとのことだった。
お腹が出ていて、そのことを気にしているのだが、いつもなんかしら食べていた。朝マックしながら出勤してきて
朝の打ち合わせの時に、ぱくつきながら参加していることが珍しくなかった。
色々資格を持っている。

核となる4人は、かなり変わった人ばかりだった。

1人をのぞいて私より年上だが、初対面の時は年上に見えなかった。大学生ぐらいに見えた。
唯一私より年下のMさんを除いて、みんな昭和時代にいそうな絵に描いたオタクばかりだった(私も含む)。

そのうちの一人が特にひどくて、語尾に「にゃ」を付けたり、「口がメダパニ(混乱)ってきた」とか言う。
語尾に「にゃ」を付けるのは、他の人に伝染する傾向があり、困ったものだった。
他にもオタクっぽい喋り方をしていたのだが、さすがに忘れてしまった。
Mさんが、みんなオタクで話についていけなくて辛かったと、後で私にこぼしていた(私もオタクなのだが・・・)。

この人ともう一人、Sさんも特徴的なオタクで、無料のネットゲームをやってて、ノベライズ小説を昼休みに読んでいた。
しかし表紙をカバーで隠しているので何を読んでいるかわからず、影で話題になっていた。
何を読んでいるかなんて聞ける空気ではなかったのだ。
私の出勤最終日に、昼休みの時に私が勇気を振り絞って聞き出して、その後しばらくネットゲームの話題について盛り上がったものだった。

Sさんは、非常に真面目な人で、言われたことはきっちりやるんだけど、融通の利かない節があり、
矛盾したことを言われると、その場に立ち止まり真剣に考えこんでしまう人だった。
その発言が矛盾しているということに気付けないのだ。
あと、生真面目すぎて、10やれば良いことを余裕があれば50やろうとする。

このうちの2人。
以前別の選挙の時にも役所で働いてるのを目撃してわかったのだが。
少なくとも語尾に「にゃ」を付ける人は、他の仕事につけず、選挙のたびに臨時職員として呼ばれ、いわば選挙設営のプロというか、かなり手慣れた人物として有名になっていた。

この前新聞を見ていたら、地方欄に彼の仕事中の写真がドアップで写され掲載されているのをたまたま見つけてびっくりしたものだった。

私が選挙の仕事をしたのがもう2年前の夏になるから、その間も仕事が決まらず、ずっと選挙の時期に呼ばれ設営をやっていたのだろう。

私と働いていたときは、「次の選挙の時はさすがに別の仕事してると思うけどね」が口癖だった
わずか2週間の間に3,4回は同じセリフを聞いたぐらいだった。

でも馬鹿にできたものではない。
臨時職員の中でも選挙の設営は、実は結構金になる。
というのも、忙しくなってくると残業や休日出勤が出てきて、その金払いがかなりいいのだ。
私もたった2週間しか働いてないのに、給料明細を見てびっくりしたものだった。

仕事自体は割とてきぱきとこなしている(慣れているせいかもしれないが)のだが、
恐らく、オタクっぽい仕草が足を引っ張っているのだろう。
バイト歴もゲーセン店員だけという、絵に描いたオタクを地で行く経歴を持っていて、ここまで典型的だとある意味すごいと思った。

●某施設で臨時職員をしていたときの話。

私は2010年。某施設にて事務補助の臨時職員をしていた。
その年の夏、参議院選挙があり、私の部署の上司が、投票所の一つを受け持つことになり、私が応援として呼ばれた。

私は投票所の受付をやることになった。

横にもう一人女の子がいるし、簡単な案内をするだけなのだが、この手の仕事は初めてで妙に緊張していた。

というのも、いわゆるショップの店員をするバイトに、私は一度も受かったことがないのだ。
何度も受けたことはあるが、全部落ちた。

だから、裏で作業をするような地味な仕事しかやったことがない。
こういう表立って対応する仕事が初めてで、どうしたものかと前日も寝れなかった。

当日。朝6時に現地に出勤する。

そこで椅子に座り、投票が始まる朝7時をドキドキしながら待った。

7時になるやいなや、待っていたといわんばかりに人が殺到する。

訳もわからず大きな声を出して一人ひとりに声をかけひたすら案内をオウムのように繰り返していた。

昼過ぎからは人が途絶え暇になってくるが、時間がたつのはあっという間だった気がするし、退屈で長かった気がする。

朝6:00から投票終了の夜20:00。そしてその後会場の後片付けで一時間かかり、開放される21:00まで休みは基本的になかった。

その間、私がしているのは、ただの受付案内だが、コンビニの店員のように案内を繰り返していた。

終わってから次の日(月曜日も振替休日などなく普通に仕事である)、担当の上司の人が、私の応対についてこう述べていた。

「安西爆弾は、市役所の鏡のようないい対応をしてくれていた」

それが本音だったのかお世辞だったのかは今ではもう確かめることはできない。
その人は3月の人事異動で、別の部署に異動になったようだった(新聞に載っていた)。

確かに声だけはでかかった気がする。
昨日、投票に行ってみてわかったが、電気屋の店員みたいに大声張り上げてる受付は誰もいなかった。
静かに静まり返った体育館のなかで、淡々と人が流れていくだけだった。

別になんか売ってるわけじゃないんだから威勢のいい声を張り上げる必要はなかったんだなとその時になってやっと気がついたというわけだ。

長くなってきたので、こぼれ話の続きはまた今度。
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