ゲームレビューサイト運営の苦労話(7)

去年末、メールで聞かれて簡単に答えたので。

後、このエントリシリーズは、極めて短文で大量に更新する方針で行く予定。
いつも私のブログのエントリは1時間以上かけた長文になって読みづらい&更新する方も大変なため。



今回はゲームに対する考え方や、遊び方についての話だ。

唐突だが、私はゲームのやりこみ要素に一切手を付けない。

根底にある考え方としては、限られた余暇時間で、よりたくさんのゲームを触れることに価値を置いているからだ。

男というものは、くだらないコンプリート要素や、持っててもしょうがないカードなど、何かを集めるのが大好きな生き物である。

私も例に漏れず、そういう行為が大好きで、若いころは意味もなくRPGのアイテムを全部集めてみたり、全キャラLV最大値まで上げ切ったり、今思うとかなり無駄に時間を消費していた。

レビューサイトやめてしまってからも、
PS3のトロフィーデータ、Xbox360の実績データを意味もなく眺めるのが大好きで、
仕事の問題等もろもろ解決していて時間が許すのであれば、若いころのようにトロフィー集めに気力を注ぎたくなることがある。
もうやってないがドラクエ10でも、手持ち無沙汰なときにしょっちゅうクエストリストやらコンプリート達成メニューを開き、進行度を頻繁に見て、ここまで達成したとニヤついたりしたものだった。

はっきりいって、私はゲームにとてつもなくはまりやすい性格で、ネトゲ(MMORPG)なんかやらせたら、
何千時間と延々とやり続ける廃人になるのは明らかだし、
スマフォのコンプガチャとか、カード集めのゲームやれば、大金を注ぎ込んでレアカード集めに精を出すのが目に見えている。
それぐらい、私は収集癖を持っている自覚がある。

自覚があるから、理性で「こんなことをしてもしょうもない」と思い返し、我を忘れてハマらないようになっている。

昔からこんなにちゃんとした人間ではなく、上に書いたように、若いころは1本のゲームに意味もなく時間を注ぎ込んでいた。

私のことを詳しく知っている人間ならわかるだろうが、学生の頃FFXIに半年間嵌り込み、実生活が疎かになった経験があって、今の私がいる。

なぜ、冷めてしまうのか?というと、きちんとした理由がある。

昔やりこんだゲーム。たくさんあるのだが。
十数年経った今でも、その汗と涙の結晶ともいえるデータ。
未だに生存しているセーブデータはほとんど存在しない。

私が最も心血注いだSFCのDQIII、パーティ4人全キャラスキルコンプ&LV99&アイテムコンプのデータ
2011年秋に、バックアップ電池が切れて、その冒険の書は儚く消え去った。

こうやってデータロストして、虚しさを味わった回数は1,2回ではない。



また逆に、ゲームを極めきってしまうと、とたんに冷めて飽きてしまうという脱力感を何度も味わっている。

だから、PS3のトロフィー集めを頑張っている人を見ていると、単純に凄いなあと思ってしまう。

何本かゲームをコンプしてしまうと、その行為の繰り返しに飽きないか?と思うのだ。

私の場合、トロフィー集めに関しても、攻略サイトを見ながらやるととたんに作業感が強くなり、つまんなくなってしまう。
自力でやるのが面白いが、それだと効率が悪くなる。
後、トロフィーを集めても、見せびらかすフレンドがそもそもいないなど。

今のゲームは、昔と違って、収集癖や収集要素を楽しませるように巧みに工夫されてるので、飽きないのだろうが、それでも昔のゲームと違って、容量も大きくなったから、1本のゲームに費やす時間も2倍3倍(昔のゲームはせいぜいコンプに50時間ぐらいだったのが、100時間以上平気で行く)になっている。
だから、よくそれだけ気力が続くなと感心してしまうのだ。

そして、今と昔で、ゲームの楽しみ方というものも、確実に変わっていっている。

昔は上手く言えないのだが「ゲームそのもの」を楽しいかどうか、ということが価値におかれていた。

今は、さんざんこのエントリで書いたように、収集癖を刺激したり、大量にコンプリート要素を用意して、
いかにプレイヤーをルーチンワークに夢中にさせるか、惹きつけるかに価値がおかれており、
また、遊ぶ方も、ゲーム自体が反復の繰り返し、ルーチンだろうが、収集癖を満足させられれば面白いという感じに
価値がすり替わっている。

そのプレイヤーのゲームスタイルの変化を最も感じたのが、RPGにおける「盗む」コマンドの使い方である。

昔は、「盗む」なんて使う人は殆ど存在しなかった。

しかしいつからか、具体的にはだいたい2000年前後だと思うのだが、
レアアイテムを持っているかもしれない敵からアイテムを「盗む」コマンドを常用化される傾向が強まった

それにより、ゲーム側でも、敵にレアアイテムを持たせる仕込みが増えて、今では「盗む」コマンドが大きな価値を占めるようになった。

なぜ、昔はあまり使われてなかったか?!

盗むと同様にアイテムを掛け合わせる合成も、めんどくさいから嫌われる傾向が強く
昔は容量の関係もあって、アイテムの種類も少なく、楽しませる余裕がなかった。

さっさと敵を倒したいのに、いちいち「盗む」をして、しかも、盗めるかどうかもわからない非効率なことに
時間を掛けたくなかったというのが理由である。
同様に、合成システムが嫌われていたのも、一々アイテムを揃えるのが大変で、レシピを覚えるのも面倒という理由である。

しかし、だんだんとそういう要素が受け入れられるようになり、その背景にはゲームを楽しむスタイルが変わってきたからだと私は思っている。

レビュアーとして、私は、この新しい楽しみ方はあまり理解できず、かつてのように
ゲーム自体の面白さに価値を置いていたため、もうこの感性でゲームレビューをするのは限界ではないかと感じていた。
そして2012年秋、私はレビュアーをやめてしまった。

長くなった。続く
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