地上波テレビと野球中継

地上波のテレビ放送で、かつて野球中継は高視聴率が見込めるコンテンツだった。

4月-10月の野球シーズンのゴールデンタイムは、どこかの局が野球中継の権利を買って、
ほぼ毎日どこかしらのチャンネルで野球中継が行われていた。

主に権利の取り合いとなっていたのは、読売ジャイアンツの対戦カードだった。

放送時間は19時-21時

試合が長引くと、放送時間を30分延長して、21時以降の番組は30分繰り下げで放送されていたほど影響力を持っていた。
注目度が高い試合は最大1時間。優勝決定戦は試合終了まで放送が当たり前だった。
かつては、優勝決定戦などでは、最後まで中継して、2時間3時間平気で延長して
本来21時放送予定のドラマが23時30分から放送とか、有り得ることだった。
(もちろん、ドラマ目当てのOLなどはとばっちりを受けるために抗議の電話が殺到したりした)

もちろん、本来やっていたレギュラー番組を潰して野球中継をやっていたため、シーズン中は19時-21時の番組は頻繁に休止していた。

2000年中頃に入ってきてから、かつて国民的スポーツだった野球も、時代の移り変わりとともに段々とその圧倒的地位が失われていき、視聴率もとれなくなってきたため、当たり前のように行われていた野球中継という文化が消え去ることとなった。

特にナイター中継に力を入れていたのは、あの日本テレビである。
自社のプロ野球球団が国民的な人気を持つ読売ジャイアンツだったため、放送権を取りやすかったのだった。

ジャイアンツのホームである東京ドームの対戦は、まず確実に、ここ日本テレビが独占して放送していた。

思えば、私が子供の頃、当たり前だった文化が、気づけばなくなってしまっていた。

理由は自分が一番わかっている。
かつて野球中継に熱中していた世代が30代40代であった。

その年代に自分自身がなってみて、同世代の野球への関心の低さを目の当たりにしているからである。

かくいう私も、野球とかサッカーとか、果てはオリンピックすら興味のない人間である。

どちらかと言うと、私がガキの頃は、テレビ局が野球中継を優遇しているところに腹を立てていたほどだった。

野球自体がつまんなくなってしまったというのもある。
私が小学生中学生の頃は、まだかろうじてクラスで野球の話で盛り上がってることはあった。

当時の現役選手はスターのような魅力的な人たちが必ずいて、そんな姿にあこがれて野球部に入ったりしたものだった。

今の野球界も、捨てたもんじゃないのだろうが、昔と比べるとなんとなく地味になり華がなくなってしまったと思う。
昔は野球に興味のない私でも、ジャイアンツのエース選手ぐらいは耳にしていてどんな人かぐらいはわかるぐらい有名だった。

野球に興味がなくても1995年野茂がメジャー入りしたときは感動したものだった。



今、地上波のテレビ番組
19時-21時の番組が、夏場も毎週当たり前のように放送されるようになってからもう何年も経って、

そういえば自分が若いころ、当たり前にあった慣習が、今はなくなっている違和感を、最近気づいた。

昔は21時以降の番組も毎日のように30分繰り下げ放送で、予約録画を失敗して泣いたりしたものだった。

今はそういうものもなくなった、合理的な世の中になったんだなと感慨深く昔を思い返していた。
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