小説の書き方についての考察 (2)

前回に引き続き、小説の書き方について個人的考察。

今回は、一番知りたい話を切り込んでいく。

面白い小説を書くために重要なこととは?

結局のところ、これを一番知りたいのではないかと思う。
しかし、かっちり明確な方法があれば、誰も苦労することなく書いていけるわけで、
具体的なやり方ではなく、当然のことながら抽象的な内容になる。



(1) 自分にとって特別な、大好きな作品はあるか

一般的には、作家やりたいなら小説たくさん読め、映画たくさん見ろって言うが、それは半分合ってるし半分間違ってる。
ようは、受け手側の吸収力の問題であって、参考になる作品は、人の個性によるのだ。

上司や師匠となる存在に、こうしろああしろって言われて、言われたとおりにしたからって、期待値通りの結果が出るわけではない。


そこで、自分の人生を振り返って、それまでに見た創作物の中で、これは他人に何を言われようが好きで好きでたまらない、
そんな作品をリストアップしてみる。

これは、メディアを問わない。自分にとってそういう作品があるかないかなので。
アニメ、漫画、ゲームだろうが何でもいい。

しかしこれにはある程度の条件がある。

なるべくこういうのは若い10代のうちに、作っておくものである。
なぜなら、若いころってのは、理屈抜きで好きなモノを好きだと思わせる感性を持っている。
歳を重ねると、感受性が鈍ってくると言う言い方をされるが、
そうではなくて、色々経験を重ねてきて、理屈抜きに好きになれるような作品に出会う確率が大幅に下がってしまう。

思えば、ゲームばっかだと思い込んでいた自分でも、よくよく振り返ってみれば、考えこまなくてもすぐ思いつくものが何個も出た。

だから、普通の人間なら、そういう影響を受けた作品が絶対あるはずなのである。

できれば、若くて時間がある頃に、大量にいろんな創作物に触れていて、
なおかつ、好きな作品は、何度も見返しているという状態が望ましい。



じゃあ、ここでガイダンスしているてめえはどうなんだっていうことになるので、一例として書く。

自分は、若いころ、ゲームばかり遊んでいたが、よくよく思い返してみたら外でサバゲーもどきの遊び事みたいなことも
実は結構やっていたことに気がついった。

自分がまだ小学生の頃、自分の家の前の道路は舗装すらされてない砂利道で、
周りは空き地だらけ、近くに川が流れていても、フェンスとかで囲われてないから
探検ごっことか、そういうことをして遊んでいた。

家の近くには、謎の空き家があって、不気味な様相を呈していて、なんとか中に入れないか
同世代の人たちと思案したり、完全な廃墟と化したボーリング場があって、長年放置されたままで
中に入ろうとしたり、他にも色々ヤンチャな遊びをやったものだった。

昔おれは外遊びをしてたって話は今回、あまり関係がないのでこのへんにしておくが、
自分の場合、ゲーム以外で、意外と沢山の創作物に触れていた。

・テレビ東京系の夕方6時のアニメ(視聴習慣ができていた)
・フジテレビ系を中心としたテレビドラマ(アニメ以上に一番見てる本数が多いと思われる)
・人並み外れてガキの頃から大量に触れていたゲーム。

映画は人並みには見てると思う(バック・トゥ・ザ・フューチャーとか有名ドコロは抑えてるはず)が
見るために駅前の映画館まで行って1500円払わなきゃならないことや
今のDVDレンタルほど、当時の映画ビデオのレンタル料金は安くなかった(ビデオテープが出始めの頃だったから)ので
映画を見る敷居が非常に高かった。

漫画は、ほとんど読んだことがない。
同級生の多くが、親が週刊少年ジャンプを買ってくるからそれを読んでるとか
家族が単行本を買うからそれを読むみたいな世代のなかで、おれのいえは一切そういうものを買ってこなかったため
読む機会がなかったためだ。

ドラゴンボールだの、聖闘士星矢だの、キン肉マンだの、そういう世代の人間でありながら
そういうものに感情移入できないのは、こういう環境で育ったからである。

さて、自分がすぐに思いつく、誰に何を言われようが理屈抜きに好きな作品の数々を軽く挙げていく。

<ドラマ>
・踊る大捜査線
・古畑任三郎
・コーチ
・ラブコンプレックス
・さよなら、小津先生
・ビッグマネー
<アニメ>
・無限のリヴァイアス
・ギャラクシーエンジェル
<ゲーム>
・ライブアライブ
・ファイナルファンタジーVI
・かまいたちの夜
・ワイルドアームズシリーズ
<映画>
・バック・トゥ・ザ・フューチャー1・2
・ホーム・アローン1・2


ここで挙げた作品というのは、ただのクソアニメオタクおつとか言われようが、何を言われようが好きで仕方のないものだけを書いている。

それと同時に、面白くて何度も見返したものである。

ゲームはもっと、やってる割に少ないなって話になる
これは、ゲームというものはストーリーが第一ではないため、この項目では少なくなっている。
もっと好きだなっていう作品はあるが、シナリオやテキストが好きで仕方のないって限定になると、これだけになる。


羅列だけしても参考にならないだろうから、メディア別に幾つか補足していく。

<ドラマ>
・踊る大捜査線は、おそらく創作物の中では一番何度も見返している。
脚本の君塚良一という人物のファンになり、ドラマの欄に出した作品の殆どはこの人が書いてるドラマだ。
当初、新番組予告では面白くなさそうで切っていた。高校受験期間に重なっていたのもあって時間的余裕もなかった。
しかし、たまたまテレビをつけたら、これをやっていて、大変な時期にもかかわらず、一応リアルタイムで何話かは視聴していた。
その後再放送版をビデオ録画し、高校1年の頃、何度も見返したものだった。これに関してはホントに数えきれないぐらい見返した。
口コミで人気が出て、映画にまでなったが、連続ドラマ版以外は「踊る」と認めてない、別物の認識である。

フジテレビドラマばっかりなのは、本当にたまたまだ。
偏っていたのは、そういう視聴習慣になっていたとしか言えない。

ただ、この頃フジテレビのドラマは他のテレビ局より頭ひとつ抜けてたとは思う。
例えば、常に音楽を流し続けて退屈にさせないようにしたり、そういう工夫が見られた(今はどうか知らない)。

<アニメ>
沢山見ているが、掛け値なしに好きだと思えたのはこの2つだけ。
エヴァも入れようか迷ったが、やめた。迷うってことは、やっぱ違うんだろうってことだ。

<ゲーム>
このラインナップになるのは、やはり年代としか言えない
多感な中学生時代に体験したゲームへの影響力というのは結構大きい(4本のうち3本は中学1年のとき体験しているもの)
ワイルドアームズは、ホン書いてる人のセンス自体が理屈抜きで好きで面白いという感性を持っている

なかでも「かまいたいの夜」は衝撃だった
文章だけでここまで恐怖を感じさせることが出来ることを今でも驚いている。
初めて触れたミステリだったが、他のミステリもここまで狂気に満ちたものになっているのかと衝撃を受けたものだった
(その後、バッドエンドしか待っていない後半のサバイバルゲーム並の恐怖感を得られる作品に出会うことがなかったのが偉大だと思っている)

<映画>
バック・トゥ・ザ・フューチャーは、時間旅行ものとして細部まで凝っているところ
ホーム・アローンは当時としては、ドリフのコントのようなやりとりがかなり良く出来て面白く見えていたため


こんなに長々と自分語りをしてもはっきりいってしょうがない。
これを書いたことで、コイツの価値観とは合わないだの、なんだの難癖付けられる話の内容にしかならないからだ。

このブログのエントリは慈善事業でやってるわけじゃないから、気に入らないならどうぞ他へ移ってくださいという感じだから、そこら辺は割とどうでもよいのだが。




ここで主張したいことって何か、まとめる。

・若い10代の頃に、理屈抜きで好きになる作品を見つける
・理想的なのは、なるたけ沢山の創作物に触れていること
・時間のある10代の間に、好きな作品を何度も何度も見返すこと(好きな作品なのだから時間さえあれば繰り返し見ても全く苦痛にならないから)

ここまで意識しなくてもいいが、ただ“見る”だけじゃなくて、、
自分はなんでこれが好きなんだろう、どのあたりに惹かれたんだろう、好きなシーンはどこだろうということを
なんとなしでもいいから考える事。

この話は、一見小説書きとは関係ないことに思えるだろうが、おそらく重要度はかなり高いと思っている。

長くなってきたので、いつになるかわからないが続く
スポンサーサイト
プロフィール

安西爆弾

Author:安西爆弾
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR