ゲーム会社に入ってゲームを作りたいけどどうしたらいいんだろう?って言う悩みについて個人的な意見

ゲームという媒体に、夢もロマンも無くなって久しい時代。
まだ、目をキラキラ輝かせて、ゲームクリエイターになりたい!!って言う若者がいることに、ちょっと感動している。

ネット見てたら、相談してる20代の若者がいて、案の定袋叩きにされてるし、結局「まず1本ゲーム作ってみろ!!」って言う予想通りの流れになっているところも、ブレない展開で笑ってしまった。

もし、自分が社会的に成功してて、(まあ今は絶対ゲーム会社に入ってゲームを作るって言う漫然とした気持ちはないのだけど)仮にゲーム会社に入ってて立場ある人間だったら、ちょっとネット上でアポ取って話した上でトライアル雇用みたいな形で入れてあげたくなる。

これが、1990年代を体験したいわゆるファミコン世代なら、こういう夢見る人が珍しくなかったから、そこまで感情移入しないけど。

昔、「スーパーマリオクラブ」って任天堂一社提供の番組があって、その子供向けの番組で、
「ゲームクリエイターになるにはどうしたらいいんですか?」って言う子供の質問に対して宮本茂がこう答えていた。

「とにかく遊ぶ。ゲームだけでなく、外で、色んな所で」

他のクリエイターでも、こういう受け答えをしている人がいるのだけど、自分的には、とにかくこれが一番だと思っている。
これは、そう言われて自分が当時思ったのが、実に漠然としてて、抽象的で、具体的にはどうすればいいのかってのが知りたいのに、「何を言ってるんだ・・・答えになってないじゃないか」と落胆したものだった。
だが、いい年齢になってきた今になると、この言葉の意味がよくわかってくる。

「ゲームを1本作って、ゲーム制作の苦労を味わう」ってアドバイスは、当たらずといえども遠からずという感じで、いわゆる荒療治というか、早道ではあるんだけど、困難を伴う、現実主義過ぎる答えだと感じる。

というのも、一人でゲーム作って当てられる才能と実力があるのなら、ゲーム会社という組織に入って群れながらゲームを作る必要性がない。だから同人でゲームを作るってアドバイスは的確ではあるんだけど、ちょっとズレてもいる。
もちろん、技術のない(学生時代に修得する機会がなかった)人で、自分のように、それでも漠然とゲーム屋に行きたかったみたいな難民は、見えていないだけで、大勢いると思っている。
そんなファミコン世代も、続々と高齢化して、夢半ばにして志を諦めて、かなり消えていったとは思う。

それで、自分的に、この手の悩みについての答えは、

「ゲームをやりまくる」

ってことしか、無いと思っている。

ただ遊ぶだけじゃなく、色んなジャンルの色んなゲームを、一般人には真似できないほど遊びつくす。
できれば、ゲームを終えた後に、感想を書いてレポートにまとめる作業もセットでやる。

ただ遊んでるだけじゃないか・・・という話になる。
だから最初に宮本茂のアドバイスを書いた。
もちろん、ゲームだけじゃなく、色々見識を深めるべきなんだけど、その一番優先事項として持ってくるのがゲームということだ。

自分がいいたいのは、これすら続かなかったらゲームを作るなんて作業がそもそも出来ない、続かない
1,2年程度で飽きちゃったり、苦痛で続けられなくなったら、その程度の熱意しかなかったということになる。
ゲーム代稼ぐために、やりたくないきついバイトしたり、そういう現実との折り合いも、試練の一つとして入っている。

敢えて、ゲーム作るために「遊びつづけろ」というのは、本当にその道に進みたいか確認する作業の一つの意味合いを含んでいる。

500本以上、1000本以上、ゲームをクリアするところまで触っていたら、嫌でもそのゲームの仕組みとか意図するところとか、色んな所が見えてくる。
まあ、効率は多少悪いが、その過程は、自分としては決して無駄に終わるとは思ってない。
そりゃ、使える資格を取るとか、そういうことに時間を使うことに比べると、社会的な価値とか生産性は薄く感じられるが、とにかくゲーム関係の仕事がしたいと漠然と思っているなら、これしかないと自分は思っている。

ゲームという商品が、ビジネス要素の強いものになってきて、
大量にゲームを触っているとわかるのだが、
そのゲームの出来が良くて面白い、逆に、出来が悪くてつまらない、というのを抜きにして、
ゲームを好きで作っているなっていうチームと、そうじゃないチームのゲーム

ってのが、なんとなく透けて見える時がある。

これだけ偉い講釈を垂れて置きながら、人生の失敗者で、ゲーム業界からは全然外様の立場で申し訳ないのだが、
外側の人間が、一万円の福沢諭吉を使って、ゲームを買って来る。

値段通り豪華で派手でよく出来てても、仕事でゲームを作ってるような、まさにやっつけ仕事的なゲームだった時は、はっきりいって、がっかりするし、楽しさを感じられない。
なんというか、こういう事務的ゲームよりも、本当にゲームが好きで好きで仕方ない奴が作ってるゲームのほうが好意的に見れる。

やっぱり、ゲーム制作で飯食ってる奴は、ゲームが誰よりも好きで愛しているやつであって欲しい。

その思いもこの考えの中に入っている。
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