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郵政民営化以降の郵便局のアルバイトはハードモードだった

バイトの定番ものの一つに郵便局のアルバイトがある。
これはネットでも楽な仕事だと、昔は評判のいいバイトだった。

しかし、郵政民営化以降のここでのアルバイトは、必ずしも楽と言える部類のものではなくなってしまったようだ。

まず、但し書きをさせてもらうが、郵便局と一口に言っても、受付、事務、配達、仕分け業務と、配属になる部署によって仕事内容が大きく異なる。
それに加えて、郵便局の規模によっても、環境は大きく変わってくるだろう。

だから、今回紹介する、メジャーなバイト体験記の話が、必ずしも当てはまるとは言えないことを前提にした上で読んでいって欲しい。

まずはじめに、俺のこれから話す環境を書いておく。

俺の紹介する仕事は仕分け業務で、いわゆる統括と言われる、エリアの郵便物がすべて集まってくる、規模の大きい郵便局だ。
(ヤマト運輸とかだと、ベースとか言われる支店)

仕分け業務は、基本的には夜に行われる。
夜中一晩中かけて仕分けした郵便物(荷物)が、昼間に配送されるというイメージだ。
(これは何も郵便局にかかわらず、他の運送業者でも同じことなのだが)

ただし、必ず夜中というわけではなく、昼間にも自局などで溜まってきた郵便物を仕分けるなど、それなりに仕事はあり、日勤、夜勤の両方がある。

勤務時間は結構変動する。絶対この時間というものはない。

郵便局というと、やはり葉書や封筒など郵便物が多いイメージだと思う。
確かに取り扱う荷物の半分か半分以上は郵便物だ。

だが、御存知の通り、郵便局では郵パックゆうメイトなど、いわゆる普通の荷物も荷受けしているので、そちらの荷物も多い。

俺はゆうメイトの方はやったことがなく、そちらのエリアを横目に見るぐらいしか出来なかったため、比率的にどれぐらいのものなのか、同業他社と比べることは出来ない。

これを読んでいるみなさんは、おそらく、郵便局というと信頼できる安心したイメージを持っていると思う。

それは、長年郵便局という組織を国が運営していたことから来るのだと思う。

具体的な仕事の話に入る前に、”今”の郵便局について冷静に解説したいと思う。

もう民営化されて5年以上、もう後1年半ぐらいで10年になろうとしている。

民営化されて民間企業になったといっても、まだ郵便法などで同業他社から保護されている部分もあり、
部外者の人からしてみたら、あまり”民間企業になった”印象は薄いんじゃないだろうか。

あれだけ小泉総理が郵政民営化するといって、大騒ぎになったというのに、民営化されても「大した変わってないじゃん」ぐらいしか思ってないんじゃないかと思う。

まあ多少、日々報道されるニュースの中に、郵便局員の不正行為が出ることで「郵便局の中の人もノルマやらなんやらで大変になったんだな」ぐらいには感じるぐらいで、長年築きあげられてきた郵便局の信頼と安心感は未だ持って国民の皆さんの中には、揺るがないものとなっている。

もちろん、中の人からすると、公務員から会社員へと転身させられたわけであって、大変な出来事だったのだけど。

この郵政民営化というのは、郵便局が、ヤマト運輸や佐川急便といった運送会社と同格の存在になったということである。

国が運営しているから信頼できるとかっていうのは、もはや幻想で、郵便局というのも、もうそこらの運送業者の一つでしか無いのだ。

長々と仕事とは関係ない話を書いてしまったが、本題に入る前に、こういう状態にあるということを頭に入れて読んで欲しいと思ったから、敢えて書いた。

郵便局の仕分け作業は、かなりハードだ。

さっき書いたように、ゆうメイトの荷物の仕分けの方はやったことはないから具体的には書けない。
見た感じでは、他のヤマト運輸の深夜の仕分け作業と何ら変わらない感じだ。
(俺はヤマト運輸でも結構働いていたので比べることが出来る)
多少、設備が無駄に豪華になっていたり、くだらない決まり事が多いぐらいだ。

それ以外の、郵便局の中核を担っている郵便の方を書く。

はがき、封筒(定型内)、そして大型郵便(定形外郵便)の3つに分かれている。

郵便局の仕事と聞いて、たぶんいちばん想像されるだろう仕事が、封筒の仕分けだと思う。

これはもう本当に想像通り。
通路があって、その両側にブースの1つのように棚が仕切られて置かれている。
3方向に棚があり、その中に入って、封筒を仕分けていく。
(ブースと言っても、オフィスの綺麗な雰囲気は一片もない。椅子もないし、薄汚れた倉庫の一角だ。局によっては座って仕事させてくれたりもするようだが)

これは手仕分けと言って、機械では出来ないものを、人力でやっている。
時間内に終わらさなければならないので、実はけっこう大変なのだ。

いっぽう、はがきに関しては、仕分ける機械があって、そこに置いていくようなイメージ。
曖昧で申し訳ないが、これも俺は一度もやったことがなく、遠くから見るぐらいしか無いので、細かくは書けない。

そして、大型郵便(定形外郵便)。
これが実は、相当大変。

これも基本は専用の仕分けの機械を使うんだけども、とにかく重労働なのだ。
(全く想像と違うと思われるかもしれないが、郵便局のはがきの仕分け作業は、ヤマトとかと同じかそれ以上に重労働だ)

定形外郵便。
意外と思われるかもしれないが、とにかく数が多い。
数が多い理由は様々だ。
企業のダイレクトメールや、たまに送られてくる怪しい郵便物、なんかも全部ここに来る。
ヤマトで言う、今はなくなったがメール便と、全く同じものを扱っている。

これらの郵便物を、専用の仕分けの機械に通す。
機械に読み込ませて、機械が仕分けてくれるのだ。

こうやって書くと、凄く楽なイメージがあるが、実態はぜんぜん違う。
おそらく、ゆうメイトを除けば、いや、もしかしたら、局内の仕分け作業の中では最も肉体労働的にはハードかもしれない。

まず、郵便物の数が半端ではない。
郵便物はすべてケースに入っているのだけれども、とにかく数が多い。
夜中が、仕事量として一つの指標になるのだが、一晩で50ケースか60ケース、繁忙期だとそれ以上。
1ケースに入っている郵便物は、必ずしも満載ではないけれども、とにかく量が多い。

それを機械にひたすら載せていく。

この機械は、郵便局がNECに発注して作られた独自の規格の代物だから、形状が一般的でないので説明が難しいのだが。

イメージとしては、ベルトコンベアの上に、郵便物を立てて置けるように金属製の衝立みたいなのが乗っかっているようなものと思って欲しい。

ベルトコンベアといっても、そんなに大きい物を載せるわけではないので、イメージされるものよりも、もうちょっと小さいものと思って欲しい。

ここに郵便物を置いて行くと、ベルトコンベアによって読み取り部の方へと流れていく。
ベルトコンベアは右端が終点で、ここに流れた郵便物は読み取り部を高速で通過する。
そこで仕分け機械の目とも言われるスキャナーで郵便番号とか住所を判別し、
今度は機械左側にある仕分け棚の方へ郵便物が移動していく。
そして、機械が判別したところの棚へ自動的に郵便物が仕分けられていくというわけだ。

文章だけだとなかなかわかりにくい話だと思う。
だけども、書いてることで、大体の流れは把握できると思う。

ベルトコンベアに置いた郵便物がスキャナの中を通って、仕分け棚の方へ振り分けられていく。
ただそれだけのことだ。

しかし、この機械。
さぞ郵便局だから、最先端の技術が使われたさぞかし立派で豪華な代物と思われるかもしれないが、そんなわけはない。

まあ、よそのヤマト運輸なんかの職場と比べると、見栄張ってるなあとは思うけど、これが使える機械だったら、どんなに良かったか。
俺は、郵便局が採算やコストを気にしない、未だに古い体質が染み付いたしょうもない集まりだと、本当にこの仕事をやっていて感じた。
費用対効果を全く考えてないというか、まあ俺の愚痴はこの辺にしておく。

大量の郵便物をスキャナで読み取ってくれるのだけれども、誤認識も多いし誤作動も多い。
そして、最終的には結局、人の目で見て手入力して認識させるという作業が膨大で、自動仕分け機と言うには、あまりにお粗末だなと俺は感じた。

さっき書いたベルトコンベアの左側には、操作盤がある。タッチパネルのモニタが2台と、キーボードのテンキーの部分を切り抜いてきたようなのが置かれている。
2台あるうちの1台のモニタは、スキャンした郵便物をリアルタイムに表示できるようになっている。
実は機械が判別できなかった郵便物は、このモニタを見ながら、テンキーを使って、郵便番号を入力して仕分けなければならない。

こうやって人の手で仕分ける郵便物が非常に多いのだ。

ちょっと考えればわかると思うが、スキャナで自動的に仕分けると言っても、郵便物の宛先は手書きだったりPC入力といっても、定形外郵便の場合、書式は様々だ。
PC入力されたやつなら読み取るんじゃないの?と思われるかもしれないが、大抵はフォントサイズが小さすぎて、スキャンできないのだ。
こういうのまで、機械が全部自動的に読み取れるほど、当然郵便局の使われている仕分け機は高性能ではないので、これらは手作業で振り分けるハメになる。

よく、郵便を出すとき、郵便番号なんか書かなくたって着くからとか言って、横着な輩が書かずに出したりするのだが、これは本当にやめて欲しい。
昔はそれでも良かったのかもしれないが、こういうのって郵便局員の善意があって着いていると基本的には思って欲しい。

郵便番号を書かないで出されると、まず郵便番号を見て仕分けるのだから、そこで、その名無しの郵便物のためだけに、郵便番号を調べたり確かめるみたいな作業が生まれる。

そこまでが仕事だろ!!というのもごもっとも。
だが考えて欲しい。
ヤマト運輸とか他の運送業者でも、荷物を出すとき必ず宛先を書いて出すはずだ。
ヤマトの場合は、郵便物ではないから、受け付けた時に受付の人が、仕分け用のシールを発行して貼るようになってる。
だけども郵便局の、郵便物はそれがない。というか出来ない(お得意の郵便法とかいうやつだろう)。

要は、仕分け用のシールの代わりが、郵便番号と思って欲しい。
それを書かないまま出されると、当然現場では混乱が起きる。

最悪、そういうのは仕分け作業が後回しにされて、落ち着いてから処理するみたいに実際なってる。
あとは、機械を通すようになったから、なかなか人の善意が入りにくくなってる。
定形外郵便の場合は、機械が誤作動を起こして、ぜんぜん違う仕分け棚に入ってしまって、そのまま輸送トラックに乗っていったために、配達が遅延したりということが実際起きてる。

善意って書いてるけども、配達が遅延するという最悪の状態を回避できているのは、現場の局員(バイトたち)が、
郵便番号を完璧ではないものの覚えていて、それのおかげと思って欲しい。

こういう名無しの郵便物が増えられると、とうぜん善意も成立しなくなる。

もうホントにいいたいのは、手描きの場合、達筆とか読みにくいのでやめて欲しい。読みやすい字で出して欲しい。
ボールペンとかじゃなくて油性マジックとか太字のやつとかだとなお良い。
あとPCの場合本当に多いのが、印字が薄かったり字が小さくて見難いものがほんとうに多い。

結局、俺が何をいいたいのかというと、自動仕分け機といっても、大半は人の目で見て仕分けているのなら、それは仕分け機と言わないんじゃないかということだ。
はがきの自動仕分け機の方は知らない。というのも全く触ったことがないから。アレはあれでやることがなさすぎて苦痛だそうだが。

宛先をスキャンした画像を見て郵便番号を入力する作業を、現場では打鍵(だけん)と言う。
キーボードで入力した文字数カウンタのことも打鍵というが、由来はあれから来てるんだろう。

これの担当になった場合、ひたすらモニタ(白黒)の不鮮明な画像を見ながら、テンキーで郵便番号を入力していく。
俺は肉体労働ばかりの大型郵便の仕事の中では楽だなあと思ったが、そうでもない。

なぜなら郵便番号に間違いがないかも、確認しなければいけないからだ。
あのハイスピードな現場の仕事で、そこまでの離れ業を普段は要求されない。やれる人は長年働いてるベテランぐらいなものだ。
とはいえ、ベテランでなくても、ここで入力を間違えたらそのまま誤仕分けになるので、ある程度は暗記しておけとなっている。

俺は思った。

こんなに手入力しないと仕分けできない機械なら、寧ろベルトコンベアに載せる仕事を自動化してくれないかと。

とにかく、ツライのがベルトコンベアに郵便物を置いていく作業だ。
重い荷物を持たないから楽だなんて、大間違い。
ケースには、当たり前のように郵便物が満載に入っている。それが大量にあるのだ。
(山盛りにすると積み上げられないということで、七分目にしろと言う無駄な決まりがある)

1つ1つに重みのない郵便物でもケース1つ分入った郵便物の塊はずっしりと重い。
これを日常的に持ち上げたりして動かさねばならない。

凄く、凄くこれが腰に来る。

ヤマト運輸の仕分け作業の場合、重い荷物ばかりではなく、大きいけど軽い、小さくて軽いものばかり、とか
荷物にバリエーションがあった。
いつも重たいものばかりではなかった。
(がっつりと重たい荷物が連続してくるというのはたまにしかない)

それに、重たい荷物の場合は、大体持ちやすく配慮されていたりする。
肉体労働といっても、常に重い荷物を持ち運びみたいにはなっていなかった。

ところが郵便局は違う。
ケースすべてがずっしり郵便物で詰まった肉の塊みたいなものだ。

しかも、のんびりやっていたら終わらないって言うんで、とにかく途切れさせないように機械のベルトコンベアに隙間を作らないように、ひたすら郵便物を置いていかなければならない。

これが、本当に忙しい。

これをやってると、「俺は人間か?」と、数分おきにいちいち確かめたくなるほど無機質すぎる作業で、頭がおかしくなる。
ケースに乱雑に入っている郵便物を、まるでUFOキャッチャーのアームを早送りするかのように、わしづかみにしてベルトコンベアに載せていく。

そうやっていると、不意にこんな音に襲われる。

プゥ プゥ プゥ プゥ

そして機械は停止する。

右端にあるスキャナ発射台のところで郵便物が詰まると、エラーを起こして機械は自動停止してくれるのだ。

たまに郵便局から配達される封筒で、くしゃくしゃになってるやつがあると思うが、それはここで郵便物を詰まらせた時にクシャクシャになっている。
(見覚えがない?というのなら、いつも送られてくる定形外の封筒を良くチェックしてみると良い。それに当たる確率は高くないが稀にある)

要は、郵便物が詰まらないように、ただ雑にベルトコンベアに乗せて行ってもダメだということだ。
良く起こるのはビニールに包まれたダイレクトメールなんかも、他の郵便物とくっついてしまってスキャナ発射台のところでおかしくなることが多い。

一度機械が止まると、スキャナエリアを通過中の郵便物もそこで止まってしまって、止まる度にスキャナエリアの蓋を開けて郵便物を取り出さなきゃならない。面倒くさい。

次に、左側にある仕分け棚の方から、キンコンキンコンと言う音が、オレンジ色のランプの点滅とともに鳴る。

これは何を言ってるのかというと、仕分け棚に置いたケースの郵便物がいっぱいになったから取り替えろという意味の音だ。

ほうっておくと、オレンジランプがレッドランプに変わって、点滅も激しくなり、音も

プゥ プゥ プゥ プゥ プゥ

という不快音にパワーアップする。

さっきからたまに、仕分け棚仕分け棚と書いてるが、横幅にしておよそ50メートル超ぐらい。縦1列に3つずつケースが置けるようになっている。
当然端の方にあるケースがいっぱいになったりなんか異常をきたしたときは、50メートル走らなきゃならない。
(最初は走れって言われたけど。俺はバカバカしくなって段々歩きが増えたけど)

この50メートルの距離に、びっしりとケースがひしめいていて、これの面倒も見なきゃならなくなっている。
(想像力がたくましい人ならわかると思うが、かなり大型の区分機だ)

要は、自動仕分け機なんて言ってはいるものの、確かに自動で仕分けてくれるけれども、自動で仕分けるといっても
ほとんどが手作業で入力しないと認識してくれないし、本当に自動で設定された棚に入れてくれるだけで、それ以外は全部世話しなきゃ駄目な、ポンコツマシンだ(一応断っておくが、それなりに自動認識することはするのだ。ただ絶対数が多すぎるために対応しきれない状態になってる)。
こんなものに郵便局は馬鹿みたいな金をかけているというわけだ。
俺が散々、この会社のことを叩いているのは、無駄だ無駄だと言っていることがわかっていただけるだろうか?

確かに、俺は民営化前や手作業の時代を知らない。
だから、手作業時代に比べれば遥かに楽にはなったのだろう。
しかし、せっかく機械化にするなら、もっと楽できるようなものは考えられなかったのだろうか、と思うのだ。

まあ、上の考えることは、人件費を削りたいだけなんだろう。
だって、どう考えてもこの大型区分機の運用人数が足りないんだもの。

さんざん、俺はこの機械のことを馬鹿にし続けてきたが、これだって適正な人数で使っていれば、理不尽に感じることはない。

なにせ、もっとも忙しい深夜帯ですら、打鍵1人投入1人を2ペアとかなんだから。
仕分け棚を専念する人はいなくて、打鍵の人がキンコンプゥプゥ鳴ったら走って対応する。

どう考えても機械の速さと打鍵の速さが追いつかないので、他の担当で暇になった人や事務社員が時々、俺はVIP席と呼んでるが、座って打鍵できる所に入って打鍵してくれる。
(社員は絶対に肉体労働はやってくれない)

エラー落ちした時は投入が対応するが、こっちは延々UFOキャッチャーのアームをやり続けて腕は痛いわで手一杯。

その上で、構内のケースの状態を把握したりしなきゃならないんだから、とにかく一人あたりへの負担が大きい。

出来の悪い仕分け機。
当然のように、誤作動も日常茶飯事だ。
ちゃんと打鍵したのに、指示通りの仕分け棚に落ちてこない。ぜんぜん違うところに落ちてくる。

で、結局、これに個別対応できないので、感覚で把握して、結局最後は全部手作業。

もう、日々の仕分けが忙しすぎて、機械のここがおかしいとかって言うことをじっくり考える余裕もなく、締め切りに追われてひたすら作業に追われる。

どう考えても人数が足りない。

他にも、さっき書いたが、区分と言われる手仕分けの仕事もある。
これは、大型区分機ほどの物理的な苦痛感は無いんだけども、俺が郵便局全体に感じた社風というか、そういうことを述べて、この体験記は終わりたいと思う。

何度も書いているが、郵便局は昔は国営だった。JRとかと一緒だ。それが民営化した。
だからか、仕事のやり方というか仕組みというか、そういった部分がどうも、合理的でないように思える。

俺はヤマト運輸の深夜の仕分け作業もやっていた。これも何度も書いてうるさいと言われそうだが。だから比べることが出来る。

同じ倉庫内仕分け作業。扱っているものが荷物から郵便物へと変わっているが、それでもちょっと書きたい。

一言で言えば、無駄が多すぎる。くだらない決まり事とか、複雑な仕事のやり方とか。

郵便局の数の多さを見ればわかるが、あれが郵便局の配送ネットワークなのだ。
だからか、仕分ける時も、どう考えても効率的じゃなくて、はっきり言うと、仕分けの作業も無駄に分けてる。

無駄に分けてるというと言い過ぎに聞こえるかもしれないが、もう、そうせざるをえない会社の仕組みになってしまっていて、それをなかなか変えることができなくなっている。

もう、これをなんとかするには、機械を使って自動化するしか無いぐらい入り組んでいて、その機械化すら、頭でっかちな時代遅れのジジイが考えたせいなのか、全然楽が出来ていない。

例えば、ヤマトの仕分け作業なんて、言い方が悪いが、アレは本当に馬鹿でもできる簡単な仕事になってる。
というか、そういう風に、している。

あんな仕事にノウハウが必要なようにしてしまったら、宅急便がビジネスとしてそもそも成り立たなくなってしまうからだ。
だから、誰でも出来て、一目瞭然の作業で、俺なんかで言えば、まあ数年振りとかでも、ああこんな感じだったとコツ(というほどでもないが)を思い出せるぐらいの楽な作業。簡単な作業。

だけども郵便局は、まだ変なプライドだとかが根付いてるのか、民営化になっても全然そういう根本的な改革をしようとしない。
逆に、設備投資にかけられる金があるのなら、なんかもっと現場が楽できて、極端を言えば人件費の抑制が目的なんだったら、もっといい方法があるんじゃないかと思うのだが、なんかうまくやれてない。

ヤマトも郵便局も、中に入ってみれば、びっくりするほど似たような業務内容なのに(俺は郵便局初めてきた時軽くうんざりしたぐらい)、
どうしてこうも郵便局は社内の決まり事も多くて、覚えることも多くて複雑なんだ?と、首を傾げてしまうのだ。

いちいちここ、現場の末端のバイトのハンコ必要か?とか、それから配布物の多さ、掲示板の書類の多さ。
さすが郵便局なのか、無駄に郵便物にしてわざわざ郵送して連絡してきたりという煩雑さ(こうやってセコく売り上げ成績をあげたいだけなんだろう)

中身の無いミーティングでは、年賀状やら郵便局で売ってるものをどうしても買わせたいのか宣伝のしつこさとうるささ。
これも民営化の影響で、自社製品をより多く売り上げなければならなくなったことから来ている。
(特に年賀状なんて半端じゃないうるささで、ウチは俺は年賀状出さないし、既に親が知り合いの郵便局から買ってくれと頼まれてるから無理と何度も何度も断っているのに、それでも強引に買わせようと迫ってくるほどうるさかった)

別に郵便事業でこれだけ客から安心感と信頼を得てて、沢山利用されてるんだから、押し売りみたいなことしなくてもいいんじゃないかと俺は思っていた(まあ俺は郵便局の懐事情は興味がなくて一切調べてないので、会計が赤字なのか黒字なのかは知らないで言ってる)

とにかく俺がいいたいのは、どうしてこうも覚えることが多いんだ?ということだ。

さっき書いた区分なんか特にそうなのだが、教えてもらった仕事内容をメモして暗記するぐらい出ないと仕事にならない、ぐらい覚えることが多い。

ヤマトはもちろん、俺これまで色んなバイトやってきたけど、メモ帳持って来て仕事のやり方をメモするなんてやったことないぞ?
それで困ったこともないし。なんで同じバイトでここまで、こうも違うんだ?と俺は疑問に思った。

それを当時、知り合いやらに話したのだが、「しょうがないだろ」
「何一々くだらないこと気にしてるの」

なんて鼻で笑われたものだが、やっぱりおかしいと思うのだ。

似た仕事のヤマトなんて、メモなんかしなくていいバカ単純さだった。まあせいぜいコンビやコンテナに荷物を隙間なく詰め込むパズルで、その場その場の判断で対応するぐらい。こんなの頭使うレベルにも入らない。

他にも、ここにはこれを置け、あれを置けという構内の張り紙も、多すぎる。
そんな細かいことを決めるぐらいなら、決める暇があるなら別のことをやれと俺は思った。

まあ設備はヤマトに比べるとかなり立派というか、贅沢だと思う。
ヤマトなんて倉庫内がホコリだらけだし、塗装の剥げたベルトコンベアとかコンビを、多分俺が初めてバイトに来た15年か20年前ぐらいからのを、文字通り壊れるまで使っているんだろう。
バーコードを読み取るスキャナーの機械があるのだけども、いつの代物だ!?と言いたくなるほど古い。
スーパーのレジで言うなら、未だに手動でお金の管理やってるような時代のもの。

それに比べると郵便局は、倉庫は毎日掃除の業者と契約してるのか、床は綺麗だし、備品もちゃんとしてる。
(ヤマトの時は、ボールペンがなくなって困って自分の家から持って来たやつを寄贈したぐらいだし、他の人もそういうこと当たり前にやってる。寄贈したっていうより、ギられたといったほうがいいのだが)

あと本当に思うのは、郵便局というブランドの絶大さ。
最初の方に書いたように、民営化されてひどい不祥事が多発しようが、そのイメージの良さは未だに崩れることもなく強固だ。
これは、一般人の客だけでなく、一般企業とかにも当てはまる。

ヤマトと同じような業務をやっているのに、例えばゆうメイトなら「郵便局です!」と言えば顔パスのノーチェックで飛行機の貨物搭載に載せてくれるのに、ヤマト運輸の場合は、チェックが厳しかったりする。
俺も、ヤマトで航空便やっていた時は、その自社チェックのやりすぎなぐらいの厳しさにびっくりしていたほどだ。

ところが、郵便局だと、郵便局のブランドを振りかざせば、どうぞどうぞと、郵便局だからちゃんとやっているんだろうという態度で簡単に通してくれる。

郵便局とヤマト運輸で、笑えるぐらいやっていることは同じなのに、どうしてこうも違うのか?

昔の国営時代の郵便局は、その絶大な信頼度を得られるところだったのかもしれないけど、民営化以降は、会社の中の民度というか、そういうのはヤマト運輸と大した違いはない。

そういう、日本国内での変なブランド力の強さっていうのに、俺はびっくりしている。

あと、郵便局がおかしいなと思った話を一つ書いて終わる。

郵便局のバイトの仕事は、たとえ仕事が全くなくなっても、早く上がったり出来ない。
まあそんな事態はまずめったにないんだが。

どういうことかというと、仕分けの仕事ってどうしてもムラがあって、普段はこれぐらいの仕事があるけど、連休が重なったりして荷物や郵便物が極端に少なくなる時がある(災害が起こったりとか)。

それで、一回だけ普段より3時間以上早く仕事がなくなって、暇になった時がある。
この時は本当に参ったものだ。

もうこのあと、仕事が増えることもないのがわかっていて、となると普通の民間企業だとバイト代出すのも馬鹿らしいし早く帰らせるだろう。普通は。

だが、郵便局の場合は、絶対に決められた時間まで局から出たらダメになっている。
当然この間の給料は支払われるのだけども、汗臭い休憩室でさすがに3時間以上も時間を過ぎるのを待つのは苦痛で仕方がなかったものだ。
1時間早く終わるとか30分前に終わってラッキーとかは稀にあるが、さすがに3時間は「帰らせろや!」と怒りたくなった。

まあ俺は、郵便局を貶める意図でこんな記事を書いているわけではないので、この辺にする。
これでもだいぶ、書こうと思った読は削った方のつもりだ。
(本来はもっとゲスいことを書いたりしていた)

最後に、だけども、郵便局の変なところを色々書いたけども、郵便局ならではの良いこだわりじゃねーの?という反論もあると思う。
そういうメモを取らなきゃならないほどの入念な仕事のやり方とか、そういうところの話だ。

何も俺は、ヤマト運輸の肩を持って、あそこを見習え!!と言うつもりで書いてるわけじゃない。
そもそも俺はどっちの味方でもない。信者でもない。

郵便局は丁寧な仕事ぶりと、思われてるのかもしれないが、その認識は、はっきり言って間違っていると俺からも反論せざるを得ない。
確かに決まりでは郵便物を床に落とさないこととか、そういうのはあるけども、そんなの律儀に守れるほど現場に余裕はない。
(というか、こんなのヤマトでも一々うるさくないだけで、バイト採用時の契約書にそういう事細かな社内規則みたいなのはあるのだが)

どういうことかというと、ヤマト運輸は宅配業者としては一般的に評判が良い結果が出てる。

これは俺も本当に不思議でならない。

仕分けの倉庫だと、これいいの?っていうぐらいバンバン物を適当に扱ってる。ぶん投げたりなんてしょっちゅうだし
コンビに入るように強引に押しこんだりとか当たり前のようにやってる。
お前もそんな乱暴な所で働いていたんだろとなるだろうが、それぐらいの勢いでやらないと現場の仕事にならないのだ。
俺はどちらかと言うと、じっくりやりたい方なので、ぶん投げたりなんだりっていうことはやらないほうだ。

で、今度はその人間が郵便局に行くわけだ。
まあ、人様の荷物を預かって仕分けして配送の準備をするわけだが、郵便局だって似たり寄ったりって話だ。

結局人間がやっていることなんだから、ごちゃごちゃしきたりがあろうが、程度の違いはあれど大きな違いはないというのが俺の認識である。

郵便局だから、そこら辺ちゃんとしてるかっていうと、民営化以降、俺みたいなのが紛れ込めるようになってきたこともあるだろう、
ますます、これからヤマトと郵便局の差はなくなっていくだろうと思う。
一緒に働く人たちだって、そんなにヤマトと比べても、大差はない。
別段郵便局のバイトだから、ちゃんとしてるってのはなく、よくこんなのいるなっていうぐらいの人相の悪いのとかもいる。

だからブランドってバカバカしいよなーと余計思ってしまったのだ。

後これは、既に郵便局で働くバイトの人、あるいはこれから働こうとしている人たちに少し言いたい。

俺は郵便局を好きでも嫌ってるわけでもない。ここではただ俺の体験から得た事実を淡々と書いただけだ。

ヤマトもそうだろうし、郵便局だって、働く場所によっては楽なポジションなんかは当然あると思う。
そういうところに、幸運にも入ることが出来たなら、その恩恵を甘んじて受けるべきだと思っている。

別に極端な話郵便局が明日明後日、一年二年後破綻して無くなって困るような立場の人間ならともかく
所詮末端の人間。楽して金もらえる仕事にありつけるのなら、それなら汚いヤマトだろうが腹黒い郵便局だろうがどこだっていいと思ってる。

さて、俺がこれまでたまに書いてきた、バイト体験記は、今回が最終回だ。

なぜならもう、これ以上書けるネタがないからだ。

あとは、面接まで行ったけど落ちた会社の体験記なんか書けるぐらいだが、そんなの書いて役にも立たないし何もつまらないだろうよ。

結構むかしの話だが、当時ブラック企業と名高かった、ヤマダ電機の契約社員の面接までこぎつけて、裏の事務所で面接と筆記を受けたけど、
巷の評判通り、とても空気が悪く、入る前から嫌だったとか、そんな話をしてもしょうがないだろう。

俺はあんまり美味しいバイトとか面白いバイトはやれなかったので、こんなありきたりのメジャーはバイトの話しか出来ないが、これでこのコーナーは終わることとなる。

終わります。

追伸 ちなみに今回、比較対象がヤマト運輸だけだったが、佐川やら他の運送業者に潜り込んで職場体験をレポートするみたいなことはもう俺には無理だし、身体犠牲にしてやりたくもないので、それは他の人に頑張ってやってもらいたいことと思う
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