[ゲーム]時代はもう、熱い評論やレビューを求めていないのかもしれない



最近「電撃プレイステーション」を読んで、さらに思ったことだ。

昔のゲーム雑誌には、読者ページに大抵ゲームレビューのコーナーがあって、
そこには読者が投稿した、熱いゲームの感想が載せられていた。

ところが、「電撃プレイステーション」には、そういう読者ページは見当たらなかった
(もしかしたらあったのかもしれないが)

このことから感じたことだ。
今の時代、アニメにしろゲームにしろ、消費者の深い考察やレビューなんてものは、もしかして求められていないのではないだろうか。

そんなことをやっているぐらいなら、もっと簡潔に、北島康介みたいに感情的なことをちょっと言って
それに同調を誘ったり、するような浅いものしかもう、今のオタクにはないのかもしれない。

今、自分が体験した作品なりなんなりを、どう面白かったのかなどをじっくり考察するという
たしなみ方というものは、とっくに廃れてなくなってしまったのだろう。

いやレビューなんてネットに沢山ころがってるじゃん

そう思われる方もいらっしゃるだろう

だけども、個人的にはamazonレビューとか、投稿型レビューサイトの感想文というのはレビューとは違うと思ってる。
匿名性が強く、レビューの内容で楽しませようというよりは、文体やおちゃらけた一発ネタ文章で読ませるもののほうが支持率が高い。

深くじっくりと色々なことを考察して、「じゃあどうなのか」という結論すら出さないこともある
そんなレビューはもう、読者にもわかりづらいし、そういう論評は何より読まれない。

これは、俺のレビューサイトが過疎だから、そんな責任転嫁をしているわけではない。
それとは分離して考えていることである。

多くの人がレビューに求めていたことについて。

結局、発売前や持ってないゲームを買うかどうかの判断材料として使われているだけ
(アニメなら未視聴のもの、視聴切り、1話切りの判断材料として使われるもの)

この程度の扱いになっているとするならば、物凄く悲しい。

だから、雑誌の発売前クロスレビューやら、大手レビューサイトの点数が
異常なほど注目されていて、その点数で論争が起こったりする。

ここでも出てくるのは、レビュー内容よりなによりも、点数である。

これだけ注目度が高いと、
まるで、テレビ番組の視聴率のように、数字だけが独り歩きしている気さえする。

そのうち、というか、もうそうなって久しいのだが、
ゲーム実況動画というのも、新作ゲームを見るための装置になりだしているのが自分は悲しい。
(今回は、レビューに関する話なので、この辺は詳しく書かないが)

なぜこういう論評が廃れてしまったのか

そこを少し考えてみたい。

世の中、ゲームやらアニメやら娯楽が溢れきってしまったからなのか?
一々一本一本を深く考察する余裕すらなくなるほど、忙しくなってしまったのか?
ネットが普及して、面白かったつまらなかった萌え燃えとか、言うだけで満足できるようになってしまったからなのか?

俺は、今回はゲームだけに限らず、アニメにも同じように、深い考察や論評が廃れてしまったことを残念に思っている。

なんだか、こういう論評をするという文化が、実は結構大事なことだと思うのだが、
それがなくてもなんとなくうまく行ってるから、軽視されているのだろうか

そうだとしたら俺はほんとうにがっかりする。

より良いものを生み出すためには、今あるものを分析して、発展させる地に足の着いた行為が必要あだ。
なのに、そういう行為が、あるにはあるんだろうけども、あまり見かけなくなってしまった。

もしかして、そういう人たちも増えすぎて、自分では見えなくなっているのかもしれない。

ただ少なくとも、いまレビューサイトとして成功している大手サイト達を見てても
その大半に価値を感じるサイトというのが少ない。
ちゃんと考察してるんじゃなくて、好き勝手言ってるレベルのレビューばかりというのが、読み物としては手軽でいいのだろうが、自分としてはもったいなく感じている

そういうことも含めて、リテラシーが低下しているというか、オタク世界の論評文化というのは、
ほぼ間違いなく落ちているのは言い逃れのない事実だ。

なぜそうなったのか?

それは、お金にならないからだ。

こんなことしたって誰の得にもならないし、レビューが独り歩きして金を稼ぐこともない
それ自体も作品として認識されてないんだから

日本では、難しいだろう。

このまま、上手く行っているんだから、その文化が再び盛り返すこともない

実に悲しいことだ。
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